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運転中に起こるハンドルの振動の原因と解消方法

ハーレーのハンドル

ハーレーでは時折運転中にハンドルが振動することがあります。ライダーの中にはこの振動をエンジンの影響で起こるハーレー独自の自然現象と間違った認識をしている人も多いのが実情です。
しかし、この走行中のハンドルの振動はシミー現象と呼ばれる、何らかのアクシデントによって起こるもので、けして正常な状態というわけではありません。シミー現象は状態が悪化して激しくなると、ハンドルが左右にブレて操縦ができなくなることもあるので、すぐにでも原因を突き止めて改善することが大切になります。

不自然な振動が起きた場合に、最初にチェックしなければいけないのがタイヤのパンクの有無です。走行中に何らかの原因でタイヤがパンクするとクッション性が著しく低下することによる回転の抵抗で起こりやすくなります。空気圧が減少している時も同様に現象が起こりやすくなるため、この点も合わせて確認することが重要です。
そのほかに考えられるのがホイールバランスの乱れで、タイヤを装着した状態で質量のバランスが乱れていると、走行中の回転で振動が起きてしまいます。パンクや空気圧のように外見から判断をするのが難しく、バランスが乱れていることに気が付かないで乗り続けているライダーも少なくありません。

もし見た目におかしな点が感じられない時は、正しくバランスが取れているかを調べる作業が必要になります。ホイールバランスはお店で専門のスタッフに任せるのが基本ですが、若干費用が高くなってしまうので注意が必要です。

少しでも費用を抑えたいのであれば、パーツショップなどで市販されている、1万円前後で購入できるタイヤバランサーと呼ばれる器具を利用すれば自分で調べて調整をすることができます。